蝉時雨の声も消えて
京都の「大文字の送り火」が終わると、このあたりでは
あれだけ賑やかだった蝉たちも、ミンミン蝉の独奏になり
ツクツクボーシが鳴くようになりました。
声はすれども姿を見せなかった蝉も、勢いが弱って樹の下の
ほうで飛び交い、庭には蝉の死に殻が目にとまります。
短い命と引き換えに、小さな秋がそこまで近づいているようで
自然の営みの不思議と厳しさを感じます。
デジカメでかまえていたら、近くの樹に止っているのを
捕獲できました。少し弱っているようでしたが手が触れ
ると羽を大きく広げて、最後の力をしぼりだしミンミンと
大暴れでした。セミさん御免なさいね。

空蝉(うつせみ)
蝉の脱け殻、脱皮した後です。
今年もたくさんの蝉殻が、樹の枝にぶらさがっています。
空蝉は夏の季語として使われ、源氏物語(54帖の第3帖)
に書かれた光源氏の恋物語は人妻で衣だけを残して去っ
た空蝉のお話もロマンがあります。

最近の蝉の不思議
日が沈むと、ぴたりと止む蝉の声ですが都会の蝉は夜も
鳴くそうで、それも一匹や二匹ではなく蝉の大合唱が樹の
上から降ってくるのだそうです。
街の明るさが蝉の体内時計を狂わせるのか、気温の上昇
なのかはきちんと調べないと分からないようで、人間も蝉も
眠れず疲れてしまいますよね。


































































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